ワタシのヴィヴィアンウエストウッド
- hitomi nozaki
- 2019年2月8日
- 読了時間: 2分
少し前の話になりますが、昨年末。大好きなデザイナー、VivienneWestwoodのドキュメンタリー映画、「ヴィヴィアンウエストウッド最強のエレガンス」を観ました。
ヴィヴィアンは私が20代にハマっていたブランド。毎日、上から下まで全身ヴィヴィアンで身を包み、100m先からでも私と解ると言われるほど、個性的なファッションをしていたあの頃。当時は彼女が発表したコレクションをテレビで見て研究したり、本や写真集を買い、ヴィヴィアンの生き方、精神を知り、逞しいその姿に同じ女性としても憧れを持っていました。
ロンドンで70年代のパンクファッションを作り一大ムーブメントを作ったヴィヴィアンウエストウッドは、ガーゼシャツやボンテッジパンツ、鋲の付いた革ジャンなど、ヴィヴィアンが当時の夫のマルコムマクラーレン(セックスピストルズのマネージャー)と一緒に作っていたセディショナリーズはパンクファッションの代名詞とも言えるブランド。
ドキュメンタリー映画もその時代が中心になっているのかと思いきや、当のヴィヴィアンは「その頃の事は話したくない。辛すぎるから」と口を閉ざし、あまり触れられてはいなかった。
映画の中で印象に残ったのは、ブランドが大きくなり過ぎて、もはやヴィヴィアンの意見が通せないということ。「私は会社を大きくしたい訳じゃない、好きな服を作りたいだけ」と言い、自分の許可なしで一人歩きするブランドに、彼女はもう興味がないように見えた。
近年は、パートナーのアンドレアス・クロンターラーと共にブランドを運営しつつ、コレクションよりも環境保護の活動家としても精をだしている。この映画を通して知ったヴィヴィアンの素性。なんども裏切られ、挫折しても、なお立ち上がる。服を作る事を決してやめなかった。諦めなかった。77歳になってもパンクの女王は過激で、奔放で、逞しい。
ヴィヴィアンウエストウッド最強のエレガンス

Comments