BALENCIAGAのランウェイを歩いた日本人
- hitomi nozaki
- 2019年11月17日
- 読了時間: 2分
2019年のBALENCIAGA春夏コレクションに日本人男性が出演してるって知ってる?お尻より長い髪、ゴールドの眉毛、笑うと光るシルバーの歯。そんな強い個性のバンドマンが高円寺駅前の横断歩道で信号待ちをしていた時にバレンシアガの関係者に声をかけられ、ショーの出演が決まったんですってよ。(パリコレ出演後、ドイツのモデル事務所と契約したらしい)ショーでは、本物のモデルに引けを取らない圧倒的な個性で服を着こなしていました。カッコイイ!
2019春夏のBALENCAGAのコレクションの会場はLEDスクリーンで囲まれたカラフルなデジタルアートで埋め尽くされたトンネル。まるで近未来映画のセットのよう。その照明と音でトリップ状態に陥る観客もいたとか。
2018AWから引き続き上半身を大きく見せるパワーショルダーは健在。ボディコンシャスなタイトミニワンピなど80年代を思わせるミニマムなデザインも。ブラックのサテン地にクリスタルのエッフェル塔が散りばめられていたドレスやスーツが素敵でした。
バレンシアガはGUCCI同様、ウィメンズとメンズが一緒にランウェイを歩く。私はこのスタイルが好き。今ファッション界はジェンダーレスが大きなテーマとして取り上げられているけれど、逆にこのコレクションはジェンダーレスファッションもあり、女性らしさ、男性らしさを服によって表現していましたよ。女性の美しく柔らかなボディラインは強調され、男性は力強さやセクシーさがありました。
(左の写真がバンドマンでモデルデビューを果たしたプラズマ)
デザイナーのデムナ・ヴァザリアは前シーズンから新技術の3D成型でつくったテーラードのジャケットやコートを発表。パターン(型紙)に3Dプリンターが使われたりと驚きのアイデアで革新的なブランドです。
BALENCIAGA 2019SSコレクション
来シーズンの2020年の春夏コレクションは、更にショルダーは大きく、ニューテーラーのジャケットやコートは充実していましたよ。歩くと縦にボヨンボヨンと面白い動きをする3Dパターンの特徴を生かしたドーム型のドレスや、顔が埋まるほど巨大化したブルゾンには大笑いしてしまいましたが、コレクション的には2019ssの延長線上で、私的にはちょっと飽きてしまったかな。。。
WWDニュース 高円寺でスカウトされて「バレンシアガ」のランウエイを歩いた奇跡のバンドマン
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